統一部による政府の統一政策に関する説明会が27日、民団中央本部の主催で東京都港区南麻布の韓国中央会館で開かれた。
李武一・南北会談本部会談運営部長が「政府の対北政策と南北関係の現況」について講演し、質疑応答がなされた。民団中央平和統一推進委員をはじめ東京、神奈川、千葉、埼玉、西東京本部の幹部ら約100人が参加した。
李部長は政府の「韓半島の新たな平和構想」について①北韓の核は、北韓自らの安全はもちろん韓半島の将来を困難なものにするものであり、早期に放棄しなければならない②平和を基礎に南北経済共同体をめざす。北韓が核を放棄する決心を示せば経済発展のための支援を惜しまない③真の和解・協力のためには双方の通常兵器も削減し後方に下げなければならない④今こそ、どうすれば核を放棄できるのか、心を開き本当の南北対話をしなければならないと強調した。
統一政策説明会は、この後、民団兵庫県本部(29日)、同広島県本部(30日)でも行われる。
(2011.6.29 民団新聞)