光復66周年を祝う記念式典が全国各地で開かれ、各本部とも来年に迫った在外国民選挙への積極参与に決意を新たにした。第2部ではそれぞれ趣向を凝らしたアトラクションの競演となった。
中央記念式では式典を主管した民団東京本部(金龍涛団長)が、「支部対抗ノレチャラン(のど自慢)」で会場を盛り上げた。各支部の期待を背負った代表が舞台に登場すると、拍手と手拍子、さらにはペンライトを使った光のウエーブで熱心な応援合戦を繰り広げた。最優秀賞はバックダンスとのチームワークが際立っていた豊島支部で、アシアナ航空提供のソウル往復航空チケットを獲得した。
民団西東京本部(徐洪錫団長)は15日、会場の韓国会館に100人が参加して式典を行った。第2部で婦人会が丹精を込めた韓国料理を味わい、カラオケを楽しんだ。
民団千葉本部(卞鍾彦団長)は13日、千葉市文化センターに150人を集めた。式典に続き、映画「クロッシング」を鑑賞した。
民団北海道本部(任泰洙団長)は15日、札幌市郊外「平和の滝」に建つ「韓国人殉難者之慰霊碑」の前に集まり、植民地統治下で犠牲となった在日同胞を偲んだ。
民団宮城本部(李根団長)は15日、式典を終えてから仙台市内で県日韓協との共催でボウリング大会を楽しんだ。幼稚園児から89歳のお年寄りまで80人が白熱したゲームを繰り広げた。
民団愛知本部(鄭博団長)は15日、名古屋市の浩養園スターホールで開催した。式典後は同会場でバーベキューを囲んで歓談のひとときを過ごした。参加者は350人。
民団岐阜本部(韓清二団長)が15日、韓国会館で開催した式典には韓国から初来日したK‐POPの女性ユニットグループ「INY(アイニ)」が出演した。また、昨年、岐阜市内で強化合宿したソウル市江南区の野球強豪校ソウル彦北中学校野球部員が、INYを通じて、東日本大震災義捐金100万ウォンを韓団長に寄託した。
民団大阪本部(金漢翊団長)は15日、大阪韓国人会館で開催。金団長は在外国民選挙権の行使が在日同胞の権益伸張につながると強調した。2部のアトラクションでは、在日同胞歌手・バンドの歌と演奏、ビンゴゲームで盛り上がった。600人が参加した。
民団兵庫本部(車得龍団長)は15日、神戸市長田区のピフレホールで東日本大震災支援チャリティー公演を開催。婦人会兵庫本部のコーラス部や韓国語落語を得意とする笑福亭銀瓶さんらが出演した。式典には500人が参加した。
民団京都本部(王清一団長)が15日、京都会館第2ホールで開催した式典には500人が参加した。2部の祝賀行事では民団舞鶴支部サムルノリサークル、オモニコーラス花音(ハナネ)、民団南京都支部オリニクラブらが次々と舞台に上がり日ごろの練習の成果を披露した。
民団広島本部(権五源団長)は15日、広島韓国会館で成人式を兼ねての開催。新成人2人を含め80人が参加した。
民団岡山本部(金英雄団長)では15日、岡山市民会館で東日本大震災チャリティー企画として実施した。式典を前に「オリニ土曜教室」に通う小中学生たちが壇上に上がり、「愛国歌」を披露。会場を埋めた日本人を含む740人から拍手を送られた。この日の式典に招待した新成人の史帆さんには金団長が記念品を贈って祝った。
民団福岡本部(呉政夫団長)は15日、県内各支部単位で開催。九州幸銀での福岡支部式典には95人が参加、独島と教科書問題に関する映像を鑑賞した。
(2011.8.31 民団新聞)