韓国の誇る10大伝統祭の一つ「耽羅(済州)文化祭」が、日本で初めて披露された。同文化祭の開催から50周年を迎えたのを記念、済州道が「世界7大自然景観」に選ばれることも祈願して道が東京と大阪で主催した。
公演では済州道指定無形文化財第15号に指定されている「済州仏教儀式」や民俗ミュージカル「エランとペ武官」、国の重要無形文化祭第71号「済州チルモリダンヨンドングット」、済州民謡などが披露された。観客は懐かしい故郷に思いを馳せていた。
東京会場は足立区の西新井文化ホール。8月30日、同区や近隣の荒川区などから済州道をルーツとする多くの在日同胞が会場を埋めた。1日は大阪韓国人会館で公演があり、立ち見が出る盛況となった。
(2011.9.7 民団新聞)