【佐賀】民団佐賀本部(鄭清俊団長)は3日、多久市東多久町の高徳寺境内で清掃ボランティアに汗を流した。今年で9回目。
この清掃ボランティアは、第2次世界大戦中に県内の炭鉱などで犠牲となった韓国人の遺骨の安葬に努力してきた故平瀬泰孝住職への恩返しにと、住職が亡くなった翌年の03年から毎年1回、秋夕の時期に合わせて実施している。同本部から金基善議長をはじめとする役員8人が参加。敷地内の草を刈り、炭鉱殉難者慰霊塔前を清掃した。
平瀬住職は80年代後半から民団が取り組んできた徴用韓国人の遺骨調査と収集に取り組んだ。この結果、民団佐賀本部は92年、遺骨25体と約300人分の過去帳を韓国・天安の「望郷の丘」に安葬することができた。
(2011.9.7 民団新聞)