【大阪】参議院議員の石川博祟さん(公明党)が7日、生野区の大阪市立中川小学校を訪れ、民族学級の現場を視察した。特定非営利活動法人コリアNGOセンターの要請で実現した。
視察後、大阪市教育委員会関係者や現場の民族講師らから直接、意見を聞いた。民団大阪本部からは呉時宗民族教育推進委員会委員長が加わった。
同校の洪祐恭民族講師は、「民族講師は、雇用や賃金で教諭とは大きな格差があり、不安定」と語り、同校の外国人教育主担は、「常勤の民族講師は、学校全体における国際理解教育や人権教育には欠かせない存在となっている」と話した。
視察を終えた石川議員は、「外国にルーツを持つ子どもたちの文化性が生かされることは日本社会の活性化にとっても有益だ」と述べ、「現場で取り組みやすい環境を生み出すためこれからも関心を持っていく」と述べた。
(2011.9.14 民団新聞)