李明博大統領は、国連総会参加のためにニューヨークを訪問中の21日、市内のホテルで野田佳彦日本首相と会談し、両国間の懸案や北韓の核問題、経済など幅広い分野で意見を交わし、未来志向的な関係を築いていくことを確認した。野田首相の就任後、初めての韓日首脳会談。
青瓦台報道官によると両首脳は相互信頼の構築を基に両国間の歴史を直視し、未来志向の成熟した関係を築く努力をすることで一致した。そのために「朝鮮王室儀軌」の韓国への返還や、中断している韓日自由貿易協定(FTA)=日本側呼称は日韓経済連携協定(EPA)=交渉の再開に向け協議を推進していく。また両国間の人的・文化的交流についても積極的に進めていくことを確認した。
両首脳は、両国間経済分野に対して緊密な協力を構築することにし、北韓の核・ミサイル問題については、韓日米3国が引き続き緊密に連携していくことを確認した。
野田首相は韓日関係について「外交には継続性が重要。これまでの政権の方針を継続していく。最も重要な隣国である韓国と今後100年を見据えて友好関係を強化したい」と述べ、李大統領の日本訪問を要請した。
(2011.9.28 民団新聞)