【兵庫】解放直後、帰国準備のため宝塚市内に開校したかつての国語講習所を起源とする「宝塚韓国小学校」をテーマとする研究会が9日、神戸市立中央図書館内の青丘文庫で開かれた。主催したのは在日朝鮮人運動史研究会関西部会。
講師を務めた渡辺さえさん(追手門学院大学大学院経営学研究科)は、民団宝塚支部に残されていた資料をもとに同胞関係者から聞き取り調査を行い、1957年から62年までの推移について明らかにした。それによれば、同小学校は解放後間もなく市内に開校し、10年以上存在したという。当時の学校の位置や状況、授業内容などについても報告した。
(2011.10.19 民団新聞)