駐日大使館
駐日韓国大使館は13日、領事部が入っている東京都港区南麻布の韓国中央会館で、これまで北韓を「祖国」と考え総連に参加してきた韓国国籍取得申請者を対象に「韓国国籍取得説明会」を開いた。領事業務サービスの一環としてもたれたもので、これまで大阪と名古屋でも行われている。
解放後の韓国の歴史を簡略に紹介したDVD「もっと大きな大韓民国、私たちがつくっていこう」の上映後に、韓国籍取得の意義について担当領事が説明、質疑応答がなされた。
担当領事は、韓国と北韓との体制および経済的発展の差異を指摘、韓国国籍を取得したからには民主国家・経済発展国家の国民であるとの自覚と自負心を高めてほしいと要望。韓国憲法および法律で保障された当然の諸権利を主張すると同時に国民としての義務として法令を誠実に順守してほしいと促した。もし、今後北韓を訪問するような場合には、南北交流協力に関する法律などにより、事前に申告しなければならないと指摘した。
参加者は、在外国民登録後の韓国の戸籍登録・整理や旅券取得の手続きなどについて質問した。
(2011.10.19 民団新聞)