【西東京】民団西東京本部(徐洪錫団長)は12日、サムゲタンを手土産に東京都東村山市の国立療養所多磨全生園を訪れ、ハンセン病の後遺症に悩む同胞高齢者を激励した。
同本部から徐団長、婦人会西東京本部から金金子会長をはじめ6人が、韓国のお餅を持参して同行した。
徐団長が「お元気そうでなによりです」と声をかけると、同胞療養者で構成する互助会の金奉玉会長は、「みんな孤独で寂しい思いを抱きながら毎日を過ごしている。民団と婦人会の慰問はなによりもうれしい。顔を見せてくれるだけでもなによりありがたい」と繰り返し訴えた。
互助会(金奉玉会長)によれば、メンバーは現在30人あまりで、最高齢は93歳。このうち、「健康舎」で暮らすのは12、13人だけ。そのほかは介助者の手助けを必要とする「センター」に入っているという。
長寿祝賀金伝達
民団西東京本部の徐洪錫団長は12日、100歳の沈阿只さんを小平市内の自宅に訪ね、民団中央本部から委託された「長寿祝賀金」を手渡した。
同本部管内のもう一人の受給対象者、呉基文さん(婦人会中央本部常任顧問)に対しては9月27日、韓在銀副団長が伝達している。
(2011.10.19 民団新聞)