神戸市が認可 長田区に来年6月完成へ
【兵庫】特定非営利活動法人「神戸定住外国人支援センター」(金宣吉理事長、神戸市長田区)は、神戸市長田区に国籍や民族を超えた共生の認知症高齢者グループホーム「ハナの家」の建設に乗り出す。神戸市からこのほど、建設認可を得た。
建設地は民団兵庫県本部の駐車場スペースの一部、353平方㍍。土地を所有する学校法人韓国学園との間で35年間の賃貸借契約を結んでいる。鉄筋コンクリート造り3階建て。12年6月に完成し、7月から入居できる。
個室型、定員18人。利用料は無年金が多い在日同胞高齢者のために生活保護受給者でも入れるよう、低く抑えた。建設費1億2000万円のなかの8000万円は日本の福祉医療機構から借り入れ、残りをNPOの自己資金と一般からの設立寄付金でまかなう。
同センターは阪神・淡路大震災で被災し、困難な状況で暮らしていた在日同胞をはじめとする定住外国人に対するボランティア活動から生まれた。05年にはデイサービスセンター「ハナの会」を設立し、在日同胞高齢者を支えてきた。在日3世の金理事長は、「ハナの会を通して認知症で行き場のない同胞高齢者をたくさん見てきた。特養ホームに入るのにも、生活保護者が入れる相部屋では1、2年待ちの状態が続いている。NPOとしては背伸びをした事業だが、もう待てないという人たちのために決心した」と話している。
設立寄付金窓口は郵便振替口座00990‐4‐18945 神戸定住外国人支援センター。通信欄に「グループホーム建設寄付金」と記入のこと。問い合わせはグループホームハナ準備室(ハナ介護サービス気付 ℡078・646・8670)。
(2011.11.16 民団新聞)