東京韓国学校同窓会(金鎭得会長、第9期生)は5日、東京のアルカディア市ヶ谷(私学会館)に恩師を招き、「総同窓会の集い」を開いた。ソウル市内からの参加者も含め、約100人が同門との出会いを楽しんだ。
権鎔大さん(東京・アシアナスタッフサービス社長)は、母校での思い出を「私の人生において消そうと思っても消せない追憶」と振り返っていた。秦基洪さん(内科医、埼玉)は小学生の時、朝鮮学校から転校した。「生徒の能力をよく引き出してくれた。朝鮮学校にはない自由な雰囲気が気に入っていた」という。
金秀吉さん(民団東京本部議長)は、体育の授業の合間に、校庭に転がっていた石ころを拾わされたときのことを昨日のことのように覚えていた。卒業後、高麗大学に留学した金英子さん(同窓会副会長)は、「歩くと床がぎしぎし鳴った」という木造校舎時代を懐かしんでいた。
金会長は元老教師を代表して、中高等部で家庭科を担当していた方恵清さんに感謝の言葉を添えて記念品を贈った。
(2011.11.16 民団新聞)