
満場一致で決定
第4回石川啄木賞(啄木賞・節子賞実行委員会主催)に在日韓国人詩人の王秀英さんが選ばれた。同賞は雑誌「ことばの翼 詩歌句」を出版している北溟社(小島哲夫代表、東京都新宿区)が、岩手日報者の「石川啄木賞」を引き継いだ。プロの文芸家を発掘する登竜門として知られる。
受賞作品は在日の心情を題材とした日本語詩集「パンソリ」。審査員で詩人の中原道夫さん(社団法人日本詩人クラブ理事)は、「韓国人の詩情を土台に、日本語の叙情性をうまく活かしている。わかりやすく、批評性にもあふれている。満場一致で授賞が決まった」と高く評価した。
授賞式と祝賀レセプションは11日、東京・小石川後楽園「函徳亭」で行われた。王さんは、「韓国では植民地時代、国を奪われた悔しさを、清貧にして早逝した天才作家啄木の詩で癒したと語る人は多い。この名誉ある賞を韓国人が受賞できるのはとてもうれしい」と喜びを述べた。
(2011.11.16 民団新聞)