【大阪】生野区の中心に位置する大阪市立大池中学校(河野正一校長)に民族クラブ(愛称、みんくら)が開設されてから今年、30周年を迎えた。15日の記念式典では全生徒と同胞保護者、教職員が民族講師とともに30年の歩みを振り返り、未来への誓いを新たにしていた。
記念事業実行委員長の徐善美さん(同胞保護者会会長)は、「韓半島にルーツを持つ子どもたちが生野区であたりまえに生活できる、多民族教育の町づくりをめざして活動を続けていく」と抱負を述べた。河野校長も、「みんなが本名を呼び、名乗る、グローバルな人権感覚を育てていきたい」と決意を新たにしていた。30周年を祝う民族クラブ生徒の発表の後、教職員と同胞保護者会が合同で迫力あふれるサムルノリを演奏した。
(2011.11.23 民団新聞)