【大阪】民族学級や民族クラブで学ぶ同胞中学生向けの「第1回ウリマルイヤギ・クイズ大会」が18日、大阪市立大池中学校体育館で開かれた。小学生を対象とした「ウリマルイヤギ・カルタ大会」に続き、民団大阪本部(李龍権団長代行)と大阪韓国教育院(宋鍾錫院長)が企画。大会出場者は約100人、全体で約200人が来場した。
個人と団体戦に100人参加 民団大阪と教育院共催
クイズ大会は個人戦に14校から80人以上、団体戦では13校から22チームが出場し、韓国語と韓国の文化に関する知識を競い合った。
設問を見ると、「韓国の首都は」「ウリナラでいちばん長い川は」といった比較的答えやすいものがあれば、「世宗大王は何代目の王様」「民族学級・クラブは大阪府で何校」といったちょっと考え込みそうなものまで見られた。変わったところでは童謡「故郷の春」を韓国語で歌うというものもあった。
個人戦は○×問題に答え、間違えると退場。途中、敗者復活戦をはさみながら最後まで残った回答者が優勝者になった。
団体予選ではA、Bの2ブロックに分かれて4択問題と記述式に挑み、各ブロックで正解数の多い2チームと敗者復活戦を勝ち抜いた3チームの合わせて5チームが決勝に進んだ。
決勝は「ハングル」「地理・歴史」「在日史」「衣食住」「一般(音楽を含む)」からの出題。スイッチを早く押したチームが解答でき、最終的な獲得点数を競い合った。正解すると、応援していた生徒や保護者らからは歓声が上がった。
また、課題作文を暗唱する課題作文と自由課題のイヤギ大会には8校から17人が参加した。
民団大阪本部の李団長代行は、「ウリナラに対して関心を持てる、そして同胞どうしが交流できる機会を少しでも提供したかった。定期化していくので、この大会で多くの仲間をつくってほしい」と期待していた。また、金相敏駐大阪領事は、「初めての開催としては成功だ。今後は韓国語に関するクイズ問題を増やしたらいいのでは」と感想を述べた。
(2012.2.22 民団新聞)