
【千葉】千葉の幕張メッセで9日まで開催された第37回国際食品・飲料展(フーデックスジャパン)に、韓国から119社が出展した。昨年の東日本大震災の影響がいまだに尾を引いていることから、日本の消費者に「韓国の農産物は安全で安心」とアピールした。
野菜や鮮魚類に関心
新たな機能性食品も続々
世界70カ国から出展。韓国ブースは、イタリア、米国に次ぐ規模だ。昨年の福島県の第一原発事故の発生後、日本産野菜や水産物から放射性物質が検出された。日本の消費者は生鮮食品類に敏感な反応を示し、韓国産のキャベツやキノコ類、パプリカなどの野菜、あるいは鮮魚類を求め始めた。こうしたことを背景に、韓国ブースではさまざまなアイデアの機能性食品をはじめ、安心・安全な農産物の出品が目立った。
済州道の太陽輸出営農組合は、栽培履歴管理システムを導入して安全で新鮮な野菜を生産し、キャベツの対日輸出で実績をあげている。今回は大根とキャベツをかけ合わせた新種「コールラビ」を出品。甘く柔らかく、シャリシャリ感があり、野菜と果物をミックスした感じに来場者から注目を集めた。
体に優しい機能性ヒラメを日本に輸出する「日出峰サボテンヒラメ」の韓宇鎮社長は、「サボテンの成分によって肉質がアルカリ性に近くなり、臭みが消え、ふくよかな食感になる。生育させるのに日本より半分の日数なので採算性も高い」とPRした。日本市場の6割を済州産ヒラメが占めるという。ヒラメ寿司の試食コーナーには長い列が続いた。イシモチやアマダイといった魚介・海草類も出品された。
三養の「白チャンポン」は韓国の人気商品。白いスープだが、ピリッと辛みがあるのが特徴。モチモチした食感で女性に人気のジャガイモ麺「カムジャラーメン」とともに、日本での販売に期待がかかる。大象の飲料酢「紅酢」は美容や疲労回復に良いことから、日本でも若い女性を中心に人気が広がり、試飲する人が相次いだ。
独自の圧搾抽出法で自然の油を生産するドゥバイオは、エゴマ油とゴマ油のほかに、新商品として松の実油、カボチャ種油、卵黄油の3種類を出品した。
定番のキムチや高麗紅参、ゆず茶、マッコリなどは変わらぬ人気ぶりを示した。バイヤー向けセミナーや商談会も開かれ、商談実績は1435件、1億7099万㌦にのぼった。
(2012.3.14 民団新聞)