パソナG調査
得意の語学力を生かして日本で働きたいと考えているやる気満々のアジア地域の留学生には、採用企業の門戸がまだまだ狭いようだ。日本国内の外国人留学生に対する就労支援や企業への採用サポートに取り組む人材派遣大手のパソナグル―プ(東京都千代田区)のアンケート調査で分かった。
回答は、1月に東京と大阪で相次いで開催した「外国人留学生のための合同企業説明会」に参加した1100人から集めた。それによると、日本での就職を望む理由としては、「母国語や日本語などの語学力を生かしたい」が62%と最多だった。就職したならば長期的に働くことを望んでおり、「永住したい」も回答者の3割を占めていた。
目標を聞くと、興味ある業界で海外取引を担う専門人材を目指すとしたのが36・1%でトップ。キャリアアップ志向も目立つ。ところが、外国人を積極的に受け入れようとしている企業に関する情報が少ないと、半数近くが不満をもらしている。さらに加えて、「SPI」といった日本独特の適性検査にも戸惑いの声が聞かれる。
日本企業が留学生の採用を拡大していくとするならば、情報発信と併せ採用手法の工夫も求められる、とパソナグループでは指摘している。
(2012.3.28 民団新聞)