掲載日 : [2003-07-17] 照会数 : 2518
調査委員会が発足 「在日」歴史資料館(03.7.16)
[ 調査委員を激励する金宰淑民団中央本部団長 ]
史料の収集、分析へ…主要地域で史料展示会も
在日同胞の歴史を後生に残そうと動き出した民団の「在日同胞歴史資料館」の資料収集を担当する調査委員会(委員長・姜徳相滋賀県立大学名誉教授)が7日に発足した。同委員会は、在日同胞や日本の歴史資料の収集や分類、管理の専門家などで構成された。これによって歴史資料館設立へ本格的にスタートを切った。
韓国中央会館で開かれた委員会の発足式には、姜名誉教授はじめ大学や研究機関で歴史資料に関係する同胞や日本人が参加した。また専門分野も、在日同胞の運動史、生活史にかかわる韓日の人材が参加し、今後の史料収集方針について意見交換した。
特に、現在「われわれの歴史を伝える運動」を補完するための映像資料収集に当たっている在日韓国青年会(寿隆中央会長)のメンバーも加わった。青年会の活動は、家庭に眠る未発見史料の収蔵に大きな役割を果たすと期待がかけられている。
民団中央本部の金宰淑団長は、在日同胞の歴史を整理しておく必要性を述べながら、特に「在日同胞と日本市民が真に理解し合える時代を切り開くためにも、この作業が不可欠」と各調査委員を前に激励した。
当面、名称を「在日コリアン歴史資料館(仮称)」調査委員会とし、各方面に存在する史料の分析と収集にあたることで合意した。解放後、占領軍として日本に進駐した米国が持ち帰った史料も調査していく。
また、青年会が収集している史料などを中心に、広く在日同胞社会に歴史資料館の活動をアピールするため、主要地域で史料展示会を開催していくことも確認された。
歴史資料館は、2世以降の世代に在日同胞の歴史を正確に伝えていこうと今年3月の民団中央委員会で決定された構想。在日同胞の歴史史料を収集・整理し、解放60周年に当たる2005年に開設を予定している。また、資料館の全体像を構想する「推進委員会」も後日構成される。
(2003.7.16 民団新聞)