
【大阪】在日同胞高齢者の介護や日常生活の支援、機能訓練などを行うデイサービス施設「さらんばん」がこのほど、東大阪市岸田堂西にオープンした。開所式には関係者80人余りがお祝いに駆けつけた。
施設は敷地面積391・4平方メートル(約118坪)、延べ床面積268・9平方メートル(約81・5坪)。「さらんばん」を運営するNPO法人「うり・そだん」(鄭貴美理事長)が、棟続きの古民家3軒を買い取った。利用者の多くは長栄夜間中学校と太平寺夜間中学校を卒業したハルモニたちだ。同施設は両校に挟まれた場所に立地している。
両夜間中学に通うハルモニたちと出会った鄭理事長は10年前から、ハルモニたちの自立維持を目的に民家を借りて街かどデイハウス「さらんばん」と「あんぱん」を立ち上げた。老いを重ねるハルモニたちを見てからは5年前から介護保険サービスに取り組んできた。以来、自前の施設でハルモニたちと最後まで一緒に過ごしたいというのが、念願だった。
開所式で鄭理事長は、「新規施設の開館をいちばん喜んでくれたのはハルモニたちでした。私たち2世、3世は1世たちに教わることがまだまだたくさんあります。健康で長生きして、2世たちにたくさんのことを教えてください」とあいさつした。
(2012.8.29 民団新聞)