長崎地裁
被爆者健康手帳の交付を求めていた在韓被爆者に対して、本人の証言だけで被爆者と認定する判決が18日、長崎地裁であった。原告代理人の加藤剛弁護士は「証人や証拠がなくても、証言に真実味があれば手帳を交付しなければならないというメッセージ」と評価した。
訴えていたのは韓国昌原市在住の張令俊さん。09年1月に手帳交付を申請したが、原則2人以上の証人や罹災証明書などの証拠という国の要件を満たせず却下され、昨年5月に提訴した。
張さんは法廷で入市の経路や途中で目撃した市内の様子を証言。「相応に具体的で、当時の状況とも符合する」として証言の真実性を認められた。
張さんは勝訴を前に8月17日に82歳で亡くなったが、証人を見つけられず手帳をあきらめている韓国国内の約100人とされる被爆者には朗報となりそうだ。
(2012.9.26 民団新聞)