掲載日 : [2003-07-30] 照会数 : 2719
在日脱北者交流会開く 民団支援センター(03.7.30)
関東地区…関係者含め約40人
北韓を脱出して日本に戻ることができ、現在関東地区に住む元在日同胞を中心とする脱北者のための交流会が20日、東京都内の焼肉店でもたれた。
「脱北者支援民団センター」主催で全国焼肉協会(JY)役員の協力をえて開かれたこの交流会には、脱北者14人をはじめ北朝鮮難民救援基金、北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会などNGO関係者、関東地区民団関係者など、約40人が参加した。
北韓に家族を残していたり身分を明かすことができず、ひっそりと孤立して暮らしてきた脱北者が、このように集まり、忌憚なく意見交換したのは初めてのこと。ボランティア登録したいまいクリニック院長の今井久美雄医師による韓国語での医療相談も行われた。今井院長は自身が作成した医療の韓日対訳本200冊をセンターに寄贈している。
脱北者は、「民団の支援は心強い」「医療関係の説明もあり、今後安心して相談ができる」と表明。居住地の民団関係者との懇談では、生活上の不安・不便などを語り、「日本語が話せないので日本語を教えてくれる学校に行きたい」「無国籍なので韓国籍を取りたい」「もう少しきつくない仕事に変わりたい」などさまざまな要望を伝えた。
脱北者と初めて懇談した地元の民団関係者たちは「何について悩んでいるのか具体的にわかった。積極的に支援していきたい」と約束した。
「脱北者支援民団センター」の呂健二代表(民団中央副団長)は「日本に来るまで皆さんが大変な苦労をしてき、しかも現在生活上いろいろな問題を抱えていることも理解している。可能な限り力になりたい」と激励した。
激励にかけつけた平沢勝栄衆議院議員(自民党)は「みなさんが団結し声を大にして叫んでこそ日本政府、国も動かざるを得なくなる」と強調、「いつでも政府、外務省、関係当局とのパイプ役を務める」と明らかにした。
支援センターでは、関西地区でも近く「脱北者交流会」をもち、支援を強化していく。
(2003.7.30 民団新聞)