
子どもたちの夢と「序詩」をコラボ
【京都】世界約50カ国の子どもたちが自らの夢を描いた460枚の絵を背景に、尹東柱の代表作「序詩」を1文字ずつ刻んだ木片を配置した展示物「尹東柱の夢」が、京都造形芸術大学(千住博学長、京都市左京区)に寄贈された。
展示物は高さ1・6㍍、横3㍍、重さは160㌔。制作者でニューヨーク在住の著名な美術家、姜益中さんは、「ハングルの美しさと子どもたちのピュアな夢を結合させ、詩人尹東柱が強く願った平和のメッセージを広く伝える作品」と話す。尹東柱の命日にあたる16日、キャンパス内にある1階オープンギャラリーでお披露目された。
今回の寄贈は同大学を卒業した韓国人留学生の金應周さんと徐敬徳さん(誠心女子大学教養教育院教授)が、姜さんと大学間の橋渡し役となり、実現した。作品のお披露目に先だって、同大学高原キャンパス内に建つ尹東柱歌碑前で追悼の献花が行われた。民団京都本部から王清一団長も駆けつけ、歌碑の前で手を合わせた。
同キャンパス内には尹東柱がかつて生活した下宿跡地がある。事実を知った京都造形芸術大学は06年、尹東柱の作品『序詩』の詩碑を建立し、毎年命日に追悼法要を行っている。
(2013.2.27 民団新聞)