掲載日 : [2003-08-27] 照会数 : 3971
“謝罪の碑”韓国で除幕 強制連行で同胞ら犠牲に(03.8.27)
[ 「望郷の丘」に完成した謝罪碑 ]
広島・高暮ダム
【ソウル】戦時中の強制連行・強制労働の実態を調査している日本の市民団体が22日、韓国忠清南道天安市にある国立公園墓地「望郷の丘」に、日本の広島県にある高暮ダム工事に強制連行されて犠牲となった無縁仏6柱を納骨するとともに、謝罪追悼式および謝罪碑建立除幕式を執り行った。
行事には日本からの市民団体関係者40余人をはじめ韓国大邱市の戦争犠牲者遺族会関係者ら合わせて80余人が参加した。また、民団中央本部の李鐘太民生局長、国立望郷の丘の金東丞管理所長も参席した。
韓日両国の僧侶の読経によって開始した謝罪追悼式は、参列者全員による献花で終え、場所を移動して謝罪碑除幕式、そして無縁仏6柱が納骨堂に安置された。
この行事を挙行した市民団体は、広島県高野町にある高暮ダム建設のために強制連行され、過酷な労働で亡くなった韓国人犠牲者の実態を調査している「高暮ダム強制連行を調査する会」(福政康夫代表)で、地域の住民の情報をもとに74年から近くの山林に足を踏み入れて遺骨を探してきた。同会では遺骨収集のほか、当時の関係者からの聞き取り調査やダムの近くで追悼式などを開いてきた。
福政代表は、「他民族の人権を蹂躙した植民地支配を厳しく反省し、二度と戦争のない平和な社会構築を願い、日本人としての心からの謝罪の意をこめて碑を建立した」と語った。また、福政代表は、以前にも無縁仏23柱を望郷の丘に埋葬している。
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高暮ダム
1940年に中国地方最大のダムとして起工。地元の証言によると2000人とも4000人とも言われる同胞らが従事しながら、1000人にも満たない人しか移動しなかったことから相当数の同胞が犠牲になったのではないかといわれてきた。
(2003.8.27 民団新聞)