掲載日 : [2003-08-27] 照会数 : 3223
虐殺された6500人追悼へ 首都圏の民団が慰霊祭(03.8.27)
[ 毎年、横浜・宝生寺で営まれている法要 ]
第80周年関東大震災
民団幹部ら冥福祈る…千葉・船橋支部では祭祀も
1923年9月1日の関東大震災時に虐殺された6500人にのぼる同胞の霊を弔うために関東地方の民団は、今年も各地で慰霊祭を開催する。
今年は関東大震災から80周年の年にあたる。民団は、発足当時から大震災で虐殺された同胞を対象にした慰霊祭を開催してきた。
民団東京本部では、東京・南麻布の韓国中央会館で毎年1日に慰霊祭を開いてきた。例年、民団幹部、団員、駐日大使はじめ公館関係者らが駆けつけ、犠牲者の冥福を祈る。
一方、神奈川では横浜市南区の高野山真言宗・宝生寺にある慰霊碑前で毎年法要が営まれている。大震災翌年の1924年、在日同胞救済団体「愛隣園」を主宰していた李誠七氏が、多くの寺で供養を断られる中で、ようやく宝生寺で引き受けてくれたという。以来、毎年法要が営まれ、70年9月1日には慰霊碑が建立されている。
また民団埼玉の館内では、自警団による虐殺が行われた本庄、上里、熊谷の3カ所で日本の自治体が主催する慰霊祭に、本部役員や地元支部幹部らが、遺族代表として参席してきた。
本庄市長峰墓地、上里町安盛寺境内、熊谷市メモリアル彩雲で行われる慰霊祭には、総連人士も参席し、犠牲同胞の冥福を祈ってきた。
また千葉では、船橋市内で70余人が自警団などの犠牲となったことから、民団船橋支部で毎年供養が行われている。9月1日には、支部の幹部だけでなく、県下の民団幹部らが参列し、祭壇をしつらえて韓国式の祭祀(チェサ)を執り行い、犠牲者を弔ってきた。
1923年9月1日午前11時58分、関東地方を襲った大地震は、東京を中心に関東一円に大きな被害をもたらした。混乱の中で、「井戸に毒を投げ入れた」などの流言飛語に惑わされた自警団などにより、何の罪もない同胞、実に6500余人が虐殺される悲惨な事態が起きた。
(2003.8.27 民団新聞)