
フリーカメラマンの権徹さん(46)が、同胞の住む町「新大久保コリアンタウン」の約20年の移り変わりをテーマにした写真集の自費出版を来年、計画している。
権さんは韓国の海兵隊出身。日本写真芸術専門学校で学ぶため94年に来日した。ハンセン病回復者の写真記事で雑誌デビュー。新宿の夜の歓楽街の知られざる一面を切り取った写真ルポ『歌舞伎町』(扶桑社発行)は13年度講談社出版文化賞「写真賞」を受賞している。
新大久保は歌舞伎町とともに権さんがもう一つの主戦場としてきた町。デビュー以来、金曜日と土曜日は夜通し町を歩き回り、02年サッカーワールドカップ共催、04年「冬ソナ」ブーム、09年からはK‐POPでにぎわう新大久保の町と、そこでの同胞の生活を克明に記録してきた。
自費出版には約200万円ほどかかるという。権さんは「大久保コリアンタウンの発展のため、力を貸してほしい」と、スポンサーのなり手を探している。
(2013.9.25 民団新聞)