掲載日 : [2003-09-18] 照会数 : 2669
広がる受験資格認定 文科省の省令改正前に(03.9.17)
東京外大と東京農工大…朝鮮学校生に
東京外国語大学が国立大学の受験資格を認められていない朝鮮学校生らの出願資格を認めた。朝鮮学校の教育内容が10日、同大評議会で決めた審査基準を満たしていたためだ。文部科学省の省令改正を待たずに独自の審査基準を明らかにしたのは、全国の国公立大で東京外大が初めて。
受験資格が認められるのは修業年限が3年以上卒業に必要な総授業時間数は2590単位時間以上―。これは文部科学省が専修学校高等課程卒業者に大学受験資格を認める際に定めた要件を準用した。
文科省は朝鮮学校卒業生の国立大受験にあたっては「大学側の個別審査に任せる」との方針を表明してきたが16日現在、入学資格の認定に関わる省令の改正を行っていない。このため、国立大学の多くは「個別の大学で認定すべきでないとの行政指導が生きており、省令改正までは動けない」との立場をとってきた。なお、東京農工大学でも12日、朝鮮学校卒業見込み者に対し認定書を交付する方針を固めた。実際の交付は文科省の省令が出た後になる。こうした動きは今後とも全国に広がりそうだ。
大学の開放促す 大阪弁護士会も声明
【大阪】大阪弁護士会は10日、「朝鮮学校生などの外国人卒業生の公平な入学資格を求める」高階貞男会長名義の声明を発表した。声明は文部科学省と大学宛の2種類。
各声明とも大阪の国立大学3校と未認定の私立大学すべてに対し、「公正かつ迅速に大学入学資格を認定するよう」求めている。
国立の阪大、大阪外大、大阪教育大に対しては起草者の田中俊弁護士自ら直接申し入れた。
(2003.9.17 民団新聞)