全国の国立ハンセン病療養所で暮らす在日同胞数が100人を切ったことが分かった。在日同胞で、国立ハンセン病資料館の学芸員を務める金貴粉さんが1日、韓国中央会館別館で開かれた在日韓人歴史資料館「土曜セミナー」で報告した。
報告によれば、全国国立療養所の同胞入所者数は59年が704人。その後、減少傾向を見せていたが、71年までは全入所者数の6%前後を維持していた。11年12月現在では102人(男性55、女性47)。
ハンセン病は栄養や衛生状態が悪い場所で感染、発病する可能性が高い。在日同胞の発病の割合が高いのは、植民地支配によってその生活を低く押し下げられていたためと見られている。
(2014.3.19 民団新聞)