掲載日 : [2003-11-10] 照会数 : 2845
「石原妄言」青年会中央本部抗議文
10月28日、貴殿は「救う会東京」の集会の場において、1910年の韓国併合について「彼らの総意で日本を選んだ」「どちらかといえば彼らの先祖の責任」などと述べたことが、本日29日の毎日新聞朝刊にて報じられた。これらの発言に対し本会は強い怒りを感じ、断固として抗議するとともに、発言の真意を問い糾すものである。
韓半島全体を植民地とした「韓国併合」は、武力と恫喝の中でおこなわれたことは明らかな歴史的事実であり、韓民族にとって未来永劫忘れることのできない屈辱的な歴史でもある。国土を奪われ、言葉を奪われ、文化を奪われ、姓を奪われ、「日本帝国主義」によって受けた心の傷は、今も尚、韓日の関係性においても多くの課題を残している。今発言は侵略戦争を肯定し、史実をも覆し、韓国との関係に大きな溝を作らんとする、貴殿の身勝手な史観による発言であるとしか言いようがない。その歴史の狭間において生まれた在日韓国人として、再びこのような悲しい歴史を繰り返してはならないことを強く願い、この発言を即時撤回し、謝罪を求めるものである。
また貴殿は「決して武力で侵犯したんじゃない。むしろ朝鮮半島が分裂してまとまらないから、彼らの総意で、ロシアを選ぶか、シナを選ぶか、日本にするかということで、近代化の著しい同じ顔色をした日本人の手助けを得ようということで、世界中の国が合意した中で合併が行われた」「彼らの感情からすれば、そりゃやっぱりいまいましいし、屈辱でもありましょう。しかし、どちらかといえば彼らの先祖の責任であってね」などとも述べた。
我々の民族に対する蔑視感に満ちたこの発言に対しても、在日韓国人で構成される本会としては、到底看過できないものである。
歴史的事実を著しく逸するこのような発言の真意は一体何であるのか、またこのような貴殿の発言で憤りを感じ、悲嘆にくれる人々がいることに関し、東京都知事という社会的責任が伴う立場の貴殿は、どのように考えているのであろうか。
本会としては、貴殿の妄言に対し抗議するとともに、以下の要求をおこなう。
一、発言の即時撤回と謝罪を要求する。
一、どのような史実による発言なのか、真意の回答を要求する。
一、社会的責任を取り、即刻「辞任」を要求する。
2003年10月29日
在日本大韓民国青年会
中央本部
会長 壽隆