掲載日 : [2015-11-12] 照会数 : 5586
商店街発の市民交流世代超え、重層的に…富川‐川崎
[ 松一初等学校(富川市)から送られてきた児童作品 ]
友好都市協定締結20周年へ
【神奈川】京畿道富川市と神奈川県川崎市が友好都市協定を締結してから来年で20周年を迎える。これを契機に韓日両国の市民交流をさらに促進しようと、「川崎・富川友好都市締結20周年記念事業実行委員会」が、川崎市教育文化会館で「川崎・富川子ども美術交流展」を開催した。今年は作品総数380点を数え、過去最大規模となった。
交流展は10月31日から7日まで開催された。会場には富川市内の松一初等学校児童の姿も。07年から始まり、13年からは絵画ばかりか子どもたちもお互いに訪問し、ホームステイしながら異文化交流を深めている。
高校生たちも「川崎・富川高校生フォーラムHANA」を構成、お互いの国を理解し合うようにしている。夏休みは川崎から富川へ。冬休みには富川から高校生が訪れる。今年で16年目を迎えた。交流が始まって10年後には国際結婚のカップルも誕生し、富川市役所広場で結婚式を挙げた。
川崎における韓日市民交流は91年、川崎区の桜本商店街振興組合と富川市の遠美富興市場商友会が交流を開始したのが始まり。富川市の聖心女子大学(現、カトリック大学)教授で在日大韓基督教会川崎教会とも親交のあった李時載さんと、川崎市ふれあい館の重度館長が両商店街の間を取り持った。
93年からは川崎地方自治研究センターが主催して韓国研修旅行を開始。飯塚正良市会議員を中心とする両市の市議や美術団体も交流を深めてきたことで、96年に友好都市提携が実現した。締結に合意してからは桜本小学校と富川北初等学校が姉妹校締結の合意書を交わし、在日本大韓基督教会と大韓監理教会富川第一教会が姉妹教会となった。こうした重層的な市民交流の広がりは他都市には見られない特徴だ。
今回の実行委員会は市民団体「川崎・富川市民交流会」(共同代表=飯塚正良議員、重度青丘社理事長ほか)が日韓交流に取り組む団体や個人などに呼びかけて設立した。
(2015.11.11 民団新聞)