掲載日 : [2003-11-19] 照会数 : 2582
独自の司法判断期待 民団中央が「談話」(03.11.19)
民団中央本部は13日、独自の司法判断を期待するとした民生局長名の「談話文」を発表した。
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談話文
本日、国民年金の制度的無年金状態にある在日韓国・朝鮮人の高齢者6名が、年金補償を求めて大阪地方裁判所に提訴しました。
在日同胞の高齢者の方々が、日本政府に対して制度的な矛盾並び理不尽な待遇を訴えるため立ち上がった点については心から敬意を表します。 原告らは過去の不幸な韓日関係の一時期、日本に渡り、日本で生活せざるを得なくなった在日1世世代の方々です。その生活実態は排他的な日本社会のなかで過酷な生活を強いられ苦労してきたのはご承知の通りです。
本団は、未来に向けて新たな韓日関係の構築を目指し日本社会での共生・共存を願い、様々な活動を展開してきました。そして、筆舌に絶する時代をともに生き抜いた日本人と同様の処置を在日1世の方々も受けられる社会の構築を目指してまいりました。大阪地裁は、社会的弱者である原告らの思いを真摯に受け止め、これまでの在日同胞関連訴訟のような「立法裁量論」ではなく、独自の司法判断を示して頂くことを強く願います。
また、衆議院選挙を終え新たに構成された立法府並びに日本政府が、原告らの思いを受けとめ、残された余生を少しでも豊かに過ごせるよう、早期解決に向けて対処して頂くことを求めます。
2003年11月13日
在日本大韓民国民団中央本部民生局長 李鐘太
(2003.11.19 民団新聞)