掲載日 : [2003-11-26] 照会数 : 3383
「石原妄言」怒りの声大阪でも 力込め糾弾ビラ配布(03.11.26)
【大阪】日韓併合に関して、石原慎太郎都知事の「朝鮮人の総意で日本を選んだ」「武力で侵犯したんじゃない」といった歴史歪曲の妄言に対し、民団大阪府本部(金昌植団長)でも20日、直ちに撤回と謝罪を求めるビラを配った。都知事の妄言は東京都に限らず、在日同胞全体に関わる問題だけに、大阪でも抗議の声が上がっている。
大阪の中心地・梅田周辺3カ所に金団長はじめ呉龍浩副団長、李貞烈婦人会同本部会長、金裕珠青年会同本部会長、ほか各支部団員ら23人が2000枚、JR京橋駅前では生野4支部ほか各支部団員ら26人が3000枚のビラを配り、度重なる石原都知事の妄言を声高に訴えた。
金団長は「非人道的で決して許されることではない」と憤りをあらわにしながら、道行く人にビラを配った。
大きな声をあげて「読んでください!」という婦人会員らの声に、ビラを手にしたお年寄りは「石原都知事は言いすぎ」と話し、また「あまりにも軽はずみ。頑張って!」と声援を送る日本の青年もいた。
李会長は「知事という職責でありながら、両国国民の関係を損なう発言に怒りがこみあげてくる」と述べ、社会的責任を追及していくとしている。
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石原妄言批判声明を発表 朝鮮史研究会
「朝鮮史研究会」(北村秀人会長)は16日、石原慎太郎東京都知事の10月28日の「同胞を奪還するぞ!全都決起集会」での講演、および同31日の定例記者会見における問題発言について検討した結果、多くの部分で歴史事実についての誤りがあり、日本社会に事実誤認に基づいた誤った歴史認識を流布する結果となっていると判断し、「韓国併合正当化発言」を批判する声明を発表した。
「朝鮮史研究会」は59年に創立され、現在日本国内はもとより韓国、中国、米国など内外に400人余りの会員を有する、「朝鮮史研究および日朝関係史研究」の学会。日本学術会議登録団体で、韓国、北韓をはじめ中国、欧米各国の朝鮮史研究者・機関とも学術交流を行っている。
声明は、「朝鮮史研究者の団体」として、今回の石原発言を看過することはできないと考え、歴史研究の成果を無視した発言に対して強く抗議したもの。事実認識の誤りを一つずつ具体的に糾すとともに、正確な歴史事実に基づいた認識の必要性を日本社会に訴えている。
(2003.11.26 民団新聞)