掲載日 : [2004-01-14] 照会数 : 2718
韓日関係史・共同研究の成果出版 2年後には「共通教材」も(04.1.14)
韓日両国の歴史研究・教育者グループが、先史から現代までの韓日関係史をテーマに現行の高校教科書について記述の検討を重ね、新たに高校生用の副教材として書きおろした。同教材は2年後の「韓日共通教材」発刊に向けた「中間報告」として位置づけている。
タイトルは『日本と韓国の歴史共通教材をつくる視点』(390㌻、梨の木舎刊)。「韓国歴史教科書研究会」と日本の「歴史教育研究会」がそれぞれ自国の高校教科書を持ち寄って97年から毎年、ソウルと東京でシンポを重ねてきた成果を土台としている。
可能な限り共通の歴史認識に近づこうと出発したものの、テーマによっては事実の確定から使用する歴史用語まで双方の歴史認識の差異を際だたせた面も多いという。
先史時代、古代史、中世史、近世史、近代史、現代史の6区分。取り上げたテーマは主なもので「壬辰倭乱」「通信使」「韓国併合」「三・一運動」「解放後の在日韓国人」など。テーマごとの「解説」では叙述の狙いについても触れた。
歴史教育研究会のメンバーの1人でもある君島和彦・東京学芸大学教授は「韓日間で真摯に歴史教科書、歴史教育を討論し、可能な限り共通の歴史認識を追究した結果、近年著しい歴史修正主義への客観的な批判となった」と話している。
(2004.1.14 民団新聞)