掲載日 : [2018-02-14] 照会数 : 6453
「葛藤」から「融合」へ韓日関係改善めざす…在日韓国留学生連歴代会長ら
[ 「発起人宣言文」を朗読する千経坡さん(左、第20代)
]
「2・8会」創立へ発起人大会
2・8独立宣言99周年を迎えた8日、在日韓国留学生連合会の歴代会長団が中心となり、東京・千代田区の在日韓国YMCA会館で「2・8会」創立発起人大会を開いた。同会は知日派韓国人として韓国国内在住のOBとも協力しながら「葛藤」が続く韓日関係を「融合」の道へと導く懸け橋役をめざしている。
創立発起人大会には在日韓国留学生連合会の歴代会長団を中心に30人。会長歴任者だけでも任尚彬さん(第4代、85年)、秋光浩さん(第5代、86年)など10人以上が集まった。これは82年以来36年の歴史を誇る在日韓国留学生連合会としても初めてだという。
発起人代表には第3代会長(84年)を歴任した金永悦さんが就任した。金代表は「2・8独立宣言から来年は100周年。もう当時のような敵対の時代ではない。韓日両国の国民の大多数は互いを尊重し、互いを必要とする融合の道へと入った。ウィンウィンの法則、共存の法則で滞った韓日関係の葛藤を改善し、共に歩んでいかなければならない」とあいさつした。
趣旨文が採択されると千経坡さん(第20代会長、01年)が「韓日間の経済、社会、文化、および人的交流を通して両国の親善と友好増進に寄与する」とした「発起人宣言文」を朗読した。
具体的には在日韓国人の権益擁護と経済発展、文化向上と関連した諸事業、在日韓国人留学生への財政支援などを活動の柱にしていく。韓日交流事業としては毎年2月7日に「文化祭」も企画している。正式な創立大会は5月に開く予定。在日韓国YMCAから李清吉理事長が参席した。
(2018.2.14 民団新聞)