掲載日 : [2004-02-04] 照会数 : 2614
民団兵庫・高齢者福祉へ取組み 専門家招き認識深化図る(04.02.04)
[ 同胞の高齢者の人気を呼んでいる西宮支部の給食サービス ]
7日に多角的視点でセミナー
【兵庫】日本と同様に高齢化が進む在日同胞社会の中で、同胞のお年寄りに対する福祉対策をよりすすめようと民団兵庫県本部(白永煕団長)は7日、同胞高齢者問題をテーマにしたセミナーを神戸市勤労会館で開催する。同本部の権益擁護委員会が主催するもので、様々な角度から同胞高齢者の福祉問題を考える。
在日同胞の高齢者は、国民年金制度から除外されてきたため、ほとんどが無年金状態にあり、経済的に苦しい立場におかれている。また、言葉や文化風習の違いなどから日本の公的福祉サービスにもなじみにくいなど、行き場がない状況を抱えている。
民団支部でも、特に介護保険制度が始まって以来、「年金がないから、介護保険料をどうにかならないのか」「どうしたら介護を受けられるのか」など、切実な相談も相次いでいるという。
高齢者の問題に取り組もうと兵庫県下の阪神支部と西宮支部では、昨年から管内の高齢同胞を対象に「給食サービス」を始めている。ウリマルで昔話を楽しみ、韓国食を食べながら民謡を歌うといった、気兼ねのない一日を楽しむことができると参加者の評判も上々だという。
セミナーでは、在日同胞福祉に関わる専門家を招き、介護保険などの公的福祉制度、言葉や習慣、食事の問題など在日同胞の高齢者が抱える問題点を多方面から考えていく。
民団関係者がまず介護保険や公的サービスの内容を知ることからスタートし、次いで管内のお年寄りに対しての福祉活動を広げようという試みだ。
主催側では、認識が深化して阪神支部や西宮支部、また大阪などで先行している支部でのデイサービスなどへの取り組みにつながってくれれば、という。
(2004.2.4 民団新聞)