掲載日 : [2004-02-18] 照会数 : 2744
結審1年以内にも 同胞高齢者無年金裁判(04.2.18)
裁判官が異例の言及
【大阪】自らの意思に関わらず国民年金制度の狭間に取り残されたのは「違憲・違法」として日本国に1人あたり1500万円の慰謝料を求めた在日韓国人5人を原告とする「年金補償裁判」が4日、大阪地裁で始まった。傍聴席は支援者らで満席だった。
まず、原告団を代表して鄭允児さん(83)=生野区在住=が30年前、胃を患いながら手術を受けることを躊躇しなければならなかったことなど、無年金のために苦しい生活境遇に置かれていることをつづった意見陳述書を韓国語で読み上げた。
これを受けて、裁判長は「ほぼ1年をメドに審議を終えたい」と見解を述べた。原告が高齢であることに配慮したものと受け止められている。
裁判長の発言について原告代理人の在間秀和弁護士は大阪弁護士会館での報告集会席上、「裁判官はあまりこういうことはいいません。早い時期に結論を出すかもしれない」と期待を込めて語った。
(2004.2.18 民団新聞)