掲載日 : [2004-02-18] 照会数 : 2711
「高齢者」の現状学ぶ 民団兵庫が福祉セミナー(04.2.18)
積極対応の糸口に
【兵庫】「ハルモニ・ハラボジたちに笑顔を―在日高齢者の現状と課題を考える」と題したコリアンマイノリティ福祉セミナーが7日、神戸市勤労会館で開かれ、各支部団員ら100余人が参加した。
民団兵庫県本部(白永煕団長)が主催し、権益擁護委員会(李鎮午委員長)が主管した同セミナーは、高齢化が進む在日同胞社会の中で公的福祉制度や介護保険などについて考えていこうというもの。白団長は「切実化する高齢化問題の現状を把握し、このセミナーが少しでも改善の手助けになることを願っている」とし、深刻な問題に積極的に対応しようと訴えた。
講演では、同委員会副委員長で神戸定住外国人支援センターの金宣吉理事長が介護保険や無年金者の年金給付などについて、申請していない1世たちが多いことをふまえ、「福祉制度への認識が薄く、そのフォローをこれからも担っていかなければならない」と指摘した。
また社会福祉法人三秀会の金錦淑ケアマネージャーは、ハルモニたちとの現場での実体験をもとに生活保護や介護保険について講演、「家族が自分の親の現状を把握し、支えあうこと」と話し、ヘルパー・ケアマネージャーと家族とが理解しあえることが大切であると強調した。
講演に先立ち、「在日外国人問題の原点を考える―歴史編」と題したビデオが上映され、大阪のデイサービス施設「サンポラム」に集うハルモニたちの姿や生の声に熱心に見入った。
(2004.2.18 民団新聞)