掲載日 : [2004-02-25] 照会数 : 5077
正規の授業で半世紀 東九条の陶化小民族学級(04.2.25)
【京都】京都市立陶化小学校(山田佳男校長)に民族学級が開設されてから間もなく半世紀を迎える。市内には南区の陶化小と山王小学校、左京区の養正小学校の3校で民族学級が運営されているが、歴史的には陶化小が最も古い。
陶化小は市内では在日同胞の最も多く住む東九条に位置している。民族学級は韓半島にルーツを持つ3年生以上の児童を対象にしており現在、全校性202人のうち33人が学ぶ。この多くは本名を名乗っている。
民族学級は課外ではなく2、3時間目の授業時間で日本人児童とは別途に行われている。こうした課内授業は全国でも京都市内の3校だけ。これは在日同胞保護者が学校側と根気よく話し合い、勝ち取ってきた成果だ。日本人の保護者からは異論もあったようだが、学校側が保護者と話し合い理解を得てきた。
京都市教育委員会も92年3月に「外国人教育方針(主として在日韓国・朝鮮人に対する民族差別をなくす教育の推進にについて)」を制定し、学校側の取り組みを後押ししてきた。文部科学省は民族教育を認めても、原則的に課外だけ。これら3校については例外として黙認しているかのようだ。半世紀にわたって積み重ねてきた民族教育の成果といえよう。
山田校長は「地域がら在日韓国・朝鮮人の民族教育にかける思いを日本人保護者が受け止め、理解してくれた。それと、熱心な民族講師の存在、それを陰ながら支えてきた日本人教師の存在も大きい」と話している。
(2004.2.25 民団新聞)