掲載日 : [2004-03-31] 照会数 : 3222
犠牲者の冥福祈る 近鉄旧青山トンネル工事(04.3.31)
[ 供養塔前では犠牲者をしのんでサムルノリも行われた
]
民団と日韓協が共催…史実調査の中学生も焼香
【三重】三重県内の青山高原下を通る参宮急行電鉄(現・近鉄)の青山トンネルの工事中、犠牲となった同胞8人を含む16人の慰霊祭が21日、青山町伊勢路の殉難者供養塔前で関係者100余人が参列して行われた。
民団三重県本部(姜勝煕団長)と三重日韓協(加藤純一会長)が共同で営んだ。両団体の関係者と柳洲烈駐名古屋総領事も参列し、供養塔に手を合わせ、冥福を祈った。
工事が完工した70年前に供養塔が建てられたが、広く知られてはいなかった。2年前に青山中学の生徒たちが青山トンネルの歴史を探るうち、トンネルの両側に当たる町の歴史に記載された内容が異なることから、同胞8人が殉難したことを掘り起こした。この調査を受けて白山町教育委員会は、今後の町史や刊行物では正確に記載するという回答を得た。
一方、この事実を知った民団でも同胞を含む16人の犠牲者を供養していくことが必要と、今年から慰霊祭を執り行うことにした。
姜団長と加藤会長が慰霊塔に花輪を献花し、民団中央本部の李鐘太民生局長が金宰淑団長の弔辞を代読した。柳総領事も「過去を認識し共有することが大切」と述べた。 調査に当たった青山中学の生徒や橋本浩信教諭も焼香し、冥福を祈っていた。
(2004.3.31 民団新聞)