掲載日 : [2004-07-14] 照会数 : 3458
「差別禁止法」制定へシンポ 東京弁護士会など(04.7.14)
[ 張学錬弁護士(左端)の進行でシンポ ]
「人種差別禁止法」の制定を求めるシンポジウムが3日、東京・霞が関の弁護士会館で開かれた。これは日弁連が今秋、宮崎で開催する人権擁護大会第1分科会のプレシンポとしての位置づけ。東京弁護士会などが主催し市民200人余りが出席した。
「外国人差別の歴史」について恵泉女学園大学の内海愛子さん、「差別禁止法の国際比較」と題して新潟大学法科大学院の山崎公士さんがそれぞれ基調講演を行った。このあと、「差別禁止法の制定に向けて」と題してのパネルディスカッションに移った。パネリストは基調報告者2人のほかに参院議員のツルネン・マルティさん、自由人権協会の旗手明さんが加わった。コーディネーターは在日韓国人の張学錬弁護士が務めた。
張弁護士は日本の法令でごくあたりまえに使われる「我が国」「本邦」「国民」などの言葉を挙げ、「私たちは入っていないのか」と問題提起した。これに対して各パネリストは「石原都知事に代表される新しいナショナリズムがあふれているのは恐いこと。国民ではなく住民としての概念が求められる」「外国人受け入れの要求と排外的な動きは矛盾していない。いまが正念場。在日外国人のためにも差別禁止法が必要」といった意見が出た。
(2004.7.14 民団新聞)