掲載日 : [2004-11-10] 照会数 : 3266
歴史絵巻華麗に復活 市民祭り「四天王寺ワッソ」(04.11.10)
[ 復活の絵巻が会場を練り歩いた(7日、大阪) ]
【大阪】大阪市中央区の「難波宮(なにわのみや)跡公園」で7日、古代の韓半島と日本列島の交流を再現した「四天王寺ワッソ」が、同実行委員会(猪熊兼勝委員長)によって開催された。在日同胞を真ん中にした「市民のまつり」として、4年ぶりの復活である。
「韓流&阪流」の文字が大きく躍るメイン舞台を設えた「大極殿」跡では、朝鮮半島からの使節団を迎える交流儀式、オープンセレモニーが厳かに執り行われた。
金徳洙サムルノリが韓国の伝統的な「祝いの舞」を披露した後、井植敏理事長(NPO法人大阪ワッソ文化交流協会)は、「国交正常化40周年を来年に控え、この祭りは最高の催しです」とあいさつ。盧武鉉大統領のメッセージを羅鍾一駐日大使が代読、小泉純一郎総理大臣からも祝いのメッセージが寄せられた。
猪熊委員長の開会宣言で巡行パレードがスタートした。最盛期の規模を大幅に縮小して韓国民団、大阪KJC、三洋電気、大阪芸大、今宮高校、京都橘女子大などから参加した約720人のボランティアが耽羅、加耶、新羅の往時そのままの古式衣装を身につけ行進し、建国小学校のプンムル隊がトリを務めた。
ゲスト出場した韓国俳優のキム・ジェウォンさんの金春秋役、キム・ソヨンさん(04年ミスコリア)の同夫人役がひときわ注目を集め、会場内一巡のコースに集まった約2万人を楽しませた。
終わりに聖徳太子(岸本忠三前大阪大学総長)が平和宣言で、「祭りが世代や国境を越えて、世界全体へと広がる『わ』となることを祈念致します」とアピールした。
四天王寺ワッソは、旧関西興銀が主体となって90年に第1回が開催され、00年まで毎年、四天王寺を主会場に数十万人が埋める谷町筋1・5㌔を巡行するお祭りとして定着していたが、関西興銀が01年に破綻し中止を余儀なくされていた。
(2004.11.10 民団新聞)