掲載日 : [2004-12-01] 照会数 : 4906
「歴史教科書連続講座」 中・高校生から好反応(04.12.1)
「在日史」より身近に
【大阪】連続講座「在日コリアンの歴史」の第2回講義が11月20日、大阪市北区の大阪韓国人会館で開かれた。今回は建国中・高校と金剛学園からも多数の中・高校生が参加した。
テーマは「祖国の解放と在日コリアン」。花園大学客員教授の姜在彦氏が講義を担当し、①祖国解放と在日コリアンの帰国事業②GHQの在日朝鮮人政策‐など4項目について説明した。
参加した金剛学園の高校3年生たちは「在日史をこれまでと違った角度から聞くことができた」「講義を聴いてから在日の歴史について今まで以上に興味が出てきた」と語っていた。建国中学校の3年生も「早くできあがった教科書を見てみたい」と関心は強い。
4日は「定住化の促進と民族差別撤廃運動」と題して朴一大阪市立大学大学院教授が講義する。続いて11日が金敬得弁護士による「韓日国交正常化と在日コリアン」。
これらの講義録は、民団中央民族教育委員会が来年6月の発行を目指して準備中の高校生向け副読本『在日コリアンの歴史教科書(仮称)』に収録される。
(2004.12.1 民団新聞)