掲載日 : [2004-12-01] 照会数 : 3839
文科相に公開質問状 教科書の加害記述減少に安ど発言(04.12.1)
青年会…検定への影響懸念
在日韓国青年会中央本部(壽隆会長)は11月29日、文部科学省を訪れ、中山成彬文部科学相の歴史教科書に関する発言について、発言の真意を問う公開質問状を文科相あてに提出した。
公開質問状の提出は、11月27日に大分県別府市で開かれたタウンミーティングで歴史教科書について文科相が「いわゆる従軍慰安婦とか強制連行とかいった言葉が減ってきたのは本当に良かった」などと発言したことを受けてのもの。この発言は、文科相の諮問機関が現在進めている06年度から使用する中学校教科書の検定作業に影響力を及ぼす可能性があり、責任は大きいと重視している。
会長は「戦争被害の痛みを知り、平和と人権を守ることを、未来を担う子どもたちへ伝えていく必要がある」とし、「人種や民族にかかわらず、それぞれの人としての尊厳を守ることを伝えるのが教育の重要な役割だ」と訴えた。
質問事項は「これまでの教科書が『自虐的である』と思われる点とは、いかなる部分を指しているのか」「従軍慰安婦問題、強制連行について、どのような歴史認識を持っているのか」「先の戦争におけるアジア侵略や植民地支配などの日本の加害の歴史について、どのような歴史認識を持っているのか」「過去に政府から出された侵略戦争及び植民地支配に対する見解をどのように理解しているのか」の4点。
青年会中央本部では10日までの回答を求めている。
(2004.12.1 民団新聞)