両国関係の早期打開促す
韓日の政財界の重鎮でつくる「韓日・日韓賢人会議」は1日、ソウル市内のホテルで会合を開き、歴史問題などで冷え込んだ両国関係の早期打開策を協議した。
韓国側から李洪九元国務総理、金守漢元国会議長、李承潤元副総理、孔魯明元外務部長官、柳明桓元外交通商部長官、韓日経済協会の金 会長らが、日本側からは森喜朗元首相、河村建夫元官房長官、日韓フォーラムの茂木友三郎日本側議長、日韓経済協会の佐々木幹夫会長らが出席した。
会合後、出席者らは朴槿恵大統領を表敬訪問した。柳元外交通商部長官によると、会合出席者は韓日首脳会談開催について「両国指導部の大きな決断が必要で、それが国民の望むことだ」と説明をした。
河村元官房長官によると朴大統領は「提言を真剣に検討する。早く韓日関係が正常化するよう努力したい。皆さんの協力をお願いしたい」と述べた。朴大統領は、同時に「これまで韓日の友好関係を支えてきた村山談話、河野談話など日本の歴代政府の歴史認識を終戦70周年である今年、明確に示すことが両国関係改善のために大変重要だ」とし、安倍首相の戦後70年談話について、両国の関係改善に向けた機会にしてほしいと表明した。
(2015.6.10 民団新聞)