【宮城】民団宮城本部(田炳樽団長)は5月23日、名取市民の森で行われた15年度植樹祭に韓日国交50周年を記念してボランティア参加。宮城日韓協や仙台白百合高校などの関係者とともにクロマツの苗木を植えた。
海岸林は古くから住民によって造成・維持管理され、美しい景観を形成してきた。しかし、東日本大震災の津波で大きな被害を受け、約140㌔の区間で海岸防災林が倒れたり、流されたりした。
海岸林の再生に取り組む公益財団法人オイスカ(本部・東京)は、「東日本大震災復興支援海岸林再生プロジェクト10カ年計画」を立ち上げた。市民ボランティアの手を借りながら毎年10万本のクロマツを植栽することで、海岸林約100㌶の再生をめざしている。
震災直後から被災地での炊き出しに携わってきた婦人会宮城本部の李京子常任顧問は、「震災を風化させないためにも、こうした形で継続、支援活動に参加できるのはうれしい」と語った。
民団宮城は6月も育苗場・植栽現場での各種作業補助ボランティアに参加する。
また、国交50周年を記念してのミュージカル「ジュリアおたあ」の仙台公演では実行委員会の一翼を担っている。
(2015.6.10 民団新聞)