掲載日 : [2003-03-05] 照会数 : 4532
3つの分科会で討論 「教研集会」に300人参加(03.03.05)
【大阪】大阪府内各地の民族講師が一堂に会してこれからの民族教育の課題について意見交換する教育研究集会が22日、大阪市立長橋小学で開かれた。「大阪府民族講師会」の発足を記念して毎年1回開かれており、今年が4回目。民族講師、保護者、大阪府と市の教職員ら300人余りが参加した。
今回のテーマは「中学校における民族教育」「少数在籍地域における民族教育」「総合的学習と民族教育」の3点。
第1分科会の「中学校の取り組みを軸にして」では梅南中と鶴見橋中の実践が報告された。
第3分科会では「総合学習と民族教育」が取り上げられた。報告した大阪市立弘治小学校の杉浦眞三朗教諭は、総合学習の時間を利用しながら継続して民族講師との連携を進めたことで韓国・朝鮮の文化を身近なものにできたと報告した。
全体会では龍谷大学を3月に定年退職する金東勲教授が、「共生時代と民族的マイノリティの教育」と題して講演した。
(2003.03.05 民団新聞)