掲載日 : [2008-11-06] 照会数 : 5045
<婦人会東京>繊細な工夫随所に 文化作品展
[ 会場に展示された力作ぞろいの作品 ]
婦人会東京本部(金貞子会長)の国際文化作品展示会が10月28・29の両日、韓国中央会館大ホールで開かれ、会場は華やかな雰囲気に包まれた。今年は東京と近隣の婦人会関係者、およびその家族を中心に10歳から89歳まで205人から588点の力作が集まった。この中には日本人18人の作品も含まれている。
今年は女性らしい繊細さを感じさせる質の高い工芸作品が目立った。目新しい作品も多い。足立支部は着古した色とりどりの韓服を再利用し、チューリップの花束によみがえらせた。港支部のお年寄りたちのグループは、色紙を何回も折り込んで作ったサイコロほどの小箱を持ち寄り、「すだれ」にした。グループリーダーの金平北さん(87)は「お婆ちゃんたちによるお金のかからない手遊び。手先を動かすので、ボケの防止にも役立つ」と語った。大作ではケイトウや椿を大胆にあしらった大人の背丈ほどの盛花が人目を引いていた。
同作品展は崔金粉さんが婦人会東京本部の会長を務めていた80年、婦人会への関心を高めようと始めた。以来、婦人会東京本部の伝統行事として今日まで受け継がれている。ここ数年は婦人会の埼玉と神奈川本部からも協賛出品している。
(2008.11.5 民団新聞)