掲載日 : [2008-11-06] 照会数 : 7031
創団60周年 地域住民と祝う
[ ユンノリ大会に歓声をあげる ] [ 高麗神社境内で演技する「ナグネ」チーム ]
KOREA市民祭 長野本部
【長野】民団長野県本部(呉公運団長)は、地域住民と在日同胞が一緒に楽しむイベント「KOREA市民祭」を2日、同大ホールを主会場に開催した。これは同本部の創団60周年記念事業の一環。傘下団体、長野韓国教育院、あすなろ信組がこぞって協力、まつりを盛り上げた。
韓国語スピーチ大会は長野としては初の試み。県内各地の民団支部で韓国語を学んでいるNPO会員12人が学習の成果を披露した。中・上級班の会員は流ちょうな発音で主催者を驚かせた。
午後からの各支部対抗ユンノリ大会には8チームが参加、優勝賞金3万円をめざして熱いトーナメント戦を繰り広げた。ゴールを間近にすると、ユッの合計出目に「コル」「モ」といった期待の声が一斉に上がったほど。優勝は諏訪支部、準優勝は長野支部。地元長野出身で民団中央本部の呉公太副団長は「こんなににぎわったのは久しぶり」とびっくりした表情だった。
このほか、あすなろ信組の1階ロビーで「在日写真展」、駐車場では韓国市場屋台が終日にぎわいを見せた。城東公民館ではキムチ漬けの講習会も開かれた。
高麗神社でマダン 埼玉本部
【埼玉】民団埼玉県本部(鄭平普団長)は10月26日、日高市の高麗神社境内で創団60周年記念「10月マダン埼玉民団祭」を開催した。高麗神社で開催されるマダンは県内同胞と近隣住民との文化交流の場として定着しており、開催が近づくと神社に住民からの問い合わせが寄せられるほど。
ユンノリ大会には韓国語講座の受講生ら日本人有志も加わり、7チームでトーナメント戦を繰り広げた。優勝は民団県北支部がさらった。日本人と在日同胞で構成する伝統打楽器のチーム「ナグネ」も円陣を作って境内いっぱいに舞い、祭りを盛り上げた。民団川口支部でサムルノリの練習に励んでいるオリニ7人も神楽殿で自慢の腕を披露して注目を集めた。
組織功労者表彰 愛知・瀬戸支部60年
【愛知】民団愛知・瀬戸支部(盧龍浩支団長)は創団60周年記念式典を10月26日、同支部会館で開いた。
会場では「瀬戸支部60年の歩み」を編集したビデオが上映され、出席者から「昔は若かった」と往時を懐かしむ声が聞かれた。席上、歴代の組織功労者21人に感謝状が贈られた。
また、創団当時から同支部会館の植木の手入れや防犯などをボランティアで行ってきた日本人のお年寄り(93)にも記念品が手渡された。
(2008.11.5 民団新聞)