掲載日 : [2008-11-13] 照会数 : 8822
民族教育基金、夢実現へ後押し<建国高校>
民族教育基金、夢実現へ後押し<建国高校>
【大阪】在日韓国人の大学教員が1日、白頭学院建国高校で1・2年生90人を対象に大学受験に臨むにあたっての心構えや進路アドバイスを行った。これは建国高等学校と同校PTAが主催した大学進学講演会で、民族学校への支援を行っている民族教育基金が協力した。
基金の呼びかけ人の一人、高龍秀さん(甲南大学)は「民族学校で学んできたことを大切にし、大学に入ってからも誇りを持って学んでほしい」と呼びかけた。同じく大阪教育大学と立命館大学の教員がそれぞれの大学の特色をアピールした。
大学教員との個別相談会も行われたが、「もっと知りたい」と、引き続き学生約20人が参加した。なかには「僕も東大を受験して将来は海外の大学でMBA(経営学大学院)に進みたい」「将来は物理学者になりたいが、どの大学に進むのがいいか」など、大きな夢を語る学生も多く、90分の予定時間を大幅にオーバーするほどだった。
民族教育基金では、これからも大学教員ばかりか弁護士、税理士などを講師として派遣していくことを計画している。
(2008.11.12 民団新聞)