掲載日 : [2008-11-13] 照会数 : 8021
相生、犠牲同胞悼む…余婦人会長が詩朗読
[ 「相生平和記念碑」前で行われた韓国・朝鮮人無縁仏の追悼式 ]
相生、犠牲同胞悼む…余婦人会長が詩朗読
【兵庫】太平洋戦争中に兵庫県相生市の旧日本海軍軍需工場、播磨造船所(現在の石川島播磨重工業)に強制連行され、犠牲となった韓国・朝鮮人無縁仏の追悼式が2日、相生市営東部墓園にある納骨堂「相生平和記念碑」前で行われた。今年で14回目。「相生平和記念碑を守る会」(金清一会長)が主催した。
当時の生き証人、高須剛さんがつづった詩「海峡を渡ってきた人」を婦人会中央本部の余玉善会長が朗読すると、参列者からはすすり泣きの声が聞かれた。余会長は、詩を読んで「胸を打たれた」と、婦人会中央本部としては今年初めて参加した。婦人会兵庫県本部コーラス部も鎮魂の歌声を響かせた。
「相生平和記念碑」は、地元在日同胞と多くの相生市民の協力で建てられた。無縁となった犠牲同胞の遺骨60体を安置している。民団兵庫県本部から白永煕団長が参列した。
(2008.11.12 民団新聞)