掲載日 : [2009-07-29] 照会数 : 9297
「在日資料室」開設 生野コリアタウン
[ 「在日コリアン歴史資料室」の開設を喜ぶ関係者 ]
歴史、人権テーマに…同胞団体
姜徳相氏が協力
【大阪】NPO法人多民族共生人権教育センター(李美葉理事長)は1日、在日韓国人の歴史や人権問題について知らせる「在日コリアン歴史資料室」を、生野区鶴橋にある在日外国人高齢者のための生活支援センター「ぱだ」の4階フロアに開設した。
展示資料はパネルが40数点。歴史編では、この地域がかつて「猪飼野」と呼ばれ、韓半島と密接なつながりがあったことを示している。解放後は日本で最大の在日韓国人集住地域が形成された背景や法的地位の変遷、地方参政権獲得運動までを解説している。
パネルはすべてスタッフによる手づくり。開設にあたって在日韓人歴史資料館(東京都港区、韓国中央会館別館内)の姜徳相館長からアドバイスを受けた。「コリアタウン」をフィールドワークで見学に訪れる人たちが増えているなか、事前学習の場としても重宝されている。入場料300円。 問い合わせは同資料室(℡06・6715・6600、FAX06・6715・0153)
(2009.7.29 民団新聞)