掲載日 : [2009-08-15] 照会数 : 6561
核廃絶へ強い意志 長崎平和宣言
【長崎】長崎は9日、被爆から64回目の「原爆の日」を迎えた。市内の平和公園では市が主催する長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が営まれた。 田上富久市長は平和宣言で、「核兵器のない世界」をめざすとしたオバマ大統領のプラハ演説への支持を表明し、5月に再度の核実験を強行した北韓を批判した。また、核保有国や同疑惑国の計10カ国の指導者の名前を挙げ、核兵器廃絶に向けた行動を求めた。
式典で献花した民団役員は「今年の長崎平和宣言は、かつてないほど核廃絶への強い意志を感じた」と感想を述べた。
長崎で被爆した同胞は1万2000人以上。そのうち、死者は1500〜2000人(市原爆被爆対策部調査課)。
(2009.8.15 民団新聞)